歯に付着した汚れは、時間が経つと固まって歯石になります。
通常、歯石を取ろうとしても、自力ではなかなか取れません。
しかし、たまに自然と取れることがあります。
その際、歯石の色が黒くなっていることに驚くかもしれません。
歯石は本来白っぽいはずですが、黒くなるのはどうしてでしょうか?
歯石が黒くなる理由を解説します。
歯石が黒くなってしまうのはなぜ?
歯に付着した汚れがプラークとなり、さらに固まると歯石になります。
本来であれば歯石は白っぽい色をしていますが、中には黒いものもあります。
歯石が黒くなるのはなぜなのか不思議に思うかもしれません。
歯石が黒くなるのは、出血が理由です。
歯周病などによって歯茎から頻繁に出血していると、血液や滲出液の鉄分やミネラル成分がプラークと結合し、石灰化するのです。
本来白い歯石が、血液の成分によって黒く変色した状態を縁下歯石といいます。
歯石が黒くなっている場合には、歯周病が進行しているサインと考えられるのです。
黒い歯石は問題?
黒い歯石は、歯周ポケットにできるケースが多いです。
できている場合には、歯周病が悪化していることを示しています。
それだけでなく、黒い歯石は歯周病菌が繁殖する温床にもなっているため、歯周病をさらに悪化させる可能性があるでしょう。
黒い歯石は歯茎の下に隠れて付着していることが多いため、除去するのは簡単ではなく、専門的な器具と技術が必要となります。
黒い歯石を見つけたら放置せず、速やかに歯科医院に行って除去してもらいましょう。
歯科医院での定期的な検診とクリーニングを受けていれば、歯石のチェックと除去、歯周病の予防・改善ができます。
歯磨きが不十分だとプラークが残りやすくなるため、正しい歯磨き方法を身につけることも重要です。
まとめ
歯に付着している歯石が取れたとき、色が黒かった場合は要注意です。
歯茎からの出血や滲出液のミネラル成分が混じったことで、黒くなっていると考えられます。
歯石が黒い場合には、歯周病が進行している可能性が高いです。
そのため、見つかった場合はなるべく早く歯科医院を受診してください。
また、残った歯石を除去するためには、歯科医院の専門的な施術を受ける必要があるため、定期検診を受けることをおすすめします。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。
【ネット予約可・公式】成城学園前の歯医者|Kデンタルクリニック成城
日付: 2025年11月13日 カテゴリ:歯周病
