筋機能訓練装置(ムーシールド)は、子どもの反対咬合(受け口)を治療するための矯正装置です。
筋機能装置(ムーシールド)は、ただ装着すればよいわけではなく、正しい使い方について知らなければ、正しい成果は出ません。
ムーシールドは、どのように使用する装置なのでしょうか?
筋機能装置(ムーシールド)の使い方について、解説します。
筋機能装置(ムーシールド)の使い方
不正咬合は子どもにも起こり、小さい頃から受け口で悩む人もいます。
受け口は矯正装置により治療が可能です。
筋機能装置(ムーシールド)は、反対咬合の治療に用いる矯正装置で、上顎の発育の助けにもなります。
ただし、正しく装着しなければ、十分な効果は発揮されません。
筋機能装置(ムーシールド)を装着する際は、上顎に合わせるようにして口に入れ、舌が持ち上がるように装着してください。
装着しているときは、強く噛んだり歯ぎしりをしたりすると、マウスピースが壊れてしまうことがあります。
寝ているときに歯ぎしりをしている場合には、事前に歯科医に相談しましょう。
装着する時間は短く、まずは日中に2時間装着します。
日中は、装置を装着している間、舌がどこにあるのかということを常に意識してください。
次に装着するのは、就寝時です。
つまり、筋機能装置(ムーシールド)は、日中2時間に加えて睡眠中に装着する必要があります。
着け始めたばかりの頃は、寝ている間に外れてしまうこともあるでしょう。
できれば、子どもが寝ている間に保護者が様子を確認し、外れている場合には着け直してあげてください。
慣れるまでは、日中の装着時間も長くしましょう。
筋機能装置(ムーシールド)のケア方法
装着して外した後は、筋機能装置(ムーシールド)をきれいにする必要があります。
きれいにする方法としては、水洗いだけでは不十分です。
口内には多くの細菌が存在しているため、きちんと専用の洗浄剤を使用して毎日洗わなければなりません。
インターネット通販やドラッグストアなどでリテーナー用の洗浄剤などが販売されているので、探してみてください。
アルコールやお湯、食器用洗剤などで洗浄するのは厳禁です。
アルコールやお湯を使用すると、マウスピースが変形してしまう可能性があります。
また、食器用洗剤は洗い残しが少しでもあると、装着した際に体調を崩す可能性があるので使用しないでください。
まとめ
筋機能装置(ムーシールド)は、正しい使い方をしなければ十分な効果を発揮しません。
日中は2時間装着し、寝ている間も装着したままにしてください。
寝ている間に装着した際は外れることもあるので、気が付いたら保護者が戻してあげましょう。
また、強く噛んだり歯ぎしりをしたりすると壊れる可能性があります。
毎日専用の洗浄剤を使用し、きちんと洗浄して清潔に保つことも大切です。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。