歯並びを矯正する際は、矯正装置を使用して矯正治療を行います。
一般的な矯正治療では、金属ブラケットという矯正装置を使用することが多いため、多くの人は矯正と聞くと金属ブラケットを思い浮かべるでしょう。
具体的に、金属ブラケットはどのような矯正装置なのでしょうか?
特徴について、解説します。
金属ブラケットとは?
歯並びの乱れに悩んでいる場合、歯列矯正で歯並びを整えることができます。
矯正治療には矯正装置を使用しますが、装置はいくつかの種類があります。
装置の中でも一般的なのが、金属ブラケットという矯正装置です。
金属ブラケットは、楕円や四角などの形をした歯に装着する金属板のことです。
ワイヤーをブラケットに通して歯に圧力をかけて動かすため、ワイヤー矯正とも呼ばれています。
金属ブラケットは、最初に誕生した矯正装置であり、ほとんどの症例に対応可能です。
矯正治療にかかる期間は、部分矯正であれば半年前後、全体の矯正には年単位での時間がかかります。
ただし、歯並びの状態によって、治療期間が上記よりも長くなることも短くなることもあります。
金属ブラケットのメリットとデメリット
金属ブラケットは、多くの人が利用しています。
金属ブラケットが矯正装置として選ばれるのは、なぜでしょうか?
メリットとデメリットにはどのようなことがあるのか、解説します。
金属ブラケットのメリットとして、コストが比較的安いという点が挙げられます。
特別な素材ではなく、医療用のステンレスでできている矯正装置であることから、あまり
コストはかかりません。
したがって、なるべく安く矯正治療をしたいという人におすすめです。
また、矯正装置の中でも頑丈で、装着している時に外れることがまずない、というのもメリットといえます。
矯正装置として初めて作られたものなので、対応している症例が多いのも特長の一つです。
一方、デメリットとして、見た目の問題が挙げられます。
口の中に銀色の金属があると目立つため、矯正治療をしていることがすぐにわかるでしょう。
また、金属アレルギーの場合はアレルギー反応が出る可能性があります。
インプラントのようにチタンを使用している場合はあまり問題がないのですが、医療用ステンレスはアレルギー反応が出ることもある素材です。
さらに、金属ブラケットは唇やほほに引っかかって傷つけてしまうこともあります。
装置と歯の間に食べかすが挟まって取れにくいこともあり、そのまま放っておくと腐って口臭が悪化するかもしれません。
まとめ
一般的に矯正装置というと、金属ブラケットを思い浮かべます。
もっとも古くからある矯正装置であり、金属性なので強度も非常に高く、めったなことでは破損しません。
また、治療にかかる費用も安価です。
しかし、口を開けた時は金属が目立つため、人目が気になるかもしれません。
矯正装置はほかにも様々なものがあるので、比較検討したうえで金属ブラケットにするか検討してください。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
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