歯列矯正に使用する矯正装置の中で、近年特に人気なのがマウスピース型矯正装置です。
代表的なものにインビザラインがあり、食事や歯磨きの際は外しておくことができるため、快適に過ごすことができます。
しかし、マウスピース矯正にはデメリットもあるため、注意が必要です。
デメリットについて、知っておきましょう。
マウスピース矯正に共通するデメリット
マウスピース矯正と一口に言っても、実際には様々な種類があります。
マウスピース矯正のデメリットには、種類を問わず共通するものと、個別のものがあります。
共通するデメリットとして、ワイヤー矯正などと比べて矯正にかかる期間が長い、という点が挙げられます。
また、自分で外すことができるため、つい外したままにしてしまい矯正が進まない、という点もデメリットです。
非常に薄い透明なプラスチックでできているため、違和感は少なく就寝中もつけたままにできます。
しかし、歯ぎしりによって割れることがあるため注意が必要です。
また、日中も強く食いしばると割れるかもしれません。
このように、ワイヤー矯正よりもデリケートである点も、マウスピース矯正のデメリットといえるでしょう。
さらに、虫歯になるリスクも高くなるのも、マウスピース矯正に共通するデメリットです。
装着していると唾液が流れにくくなるため、殺菌効果を得ることができません。
また、歯列矯正の効果があるのは、歯科医院で専用に作成したマウスピースだけ、という点にも注意してください。
種類別のデメリット
多くの種類があるマウスピース矯正の中で、代表的なものがインビザライン、DENマウス、クリアライナーです。
3つの特徴的なデメリットについて、解説します。
マウスピース矯正の中で、特に利用者が多いのがインビザラインです。
インビザラインのデメリットは、装着時間の長さです。
1日20時間以上装着する必要があるので、食事と歯磨きの時以外は外すことができません。
クリアライナーは、1日の装着時間の目安が17時間前後なので、インビザラインよりも外すことができるタイミングが増えます。
ただし、2週間ごとに歯科医院に通ってマウスピースを作り替える必要があるため、手間がかかります。
DENマウスピースは1日の装着時間が最も短く、8~10時間です。
しかし、装着時間が短い分治療期間が長くなってしまいます。
DENマウスピースも、2週間おきに型を取り作り直さなければならず、手間がかかります。
まとめ
自分で取り外しができるマウスピース矯正は、お手入れや食事のしやすさから矯正治療の中でも人気がありますが、デメリットもあります。
特に、他の矯正治療よりも治療期間が長くなるため、なるべく早く終わらせたいという人には向いていません。
また、対応できる症例が限られているため、歯列の状態によっては利用できない可能性があります。
以上のようなデメリットも理解したうえで、マウスピース矯正を選んでください。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
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スタッフ一同、お待ちしております。