矯正治療にはさまざまな種類があるため、選ぶ際に迷う人もいるでしょう。
最も基本的な矯正治療はワイヤー矯正ですが、実はその中にもいくつかの治療方法があるのです。
今回はワイヤー矯正の一種である、ハーフリンガル矯正について解説します。
ハーフリンガル矯正とは?
ハーフリンガル矯正は、目立ちやすい上の歯を裏側矯正で治療し、目立ちにくい下の歯は表側矯正で治療するという歯列矯正です。
表側矯正と裏側矯正のメリットを両方とも生かす治療であり、コンバインド矯正やハイブリッド矯正とも呼ばれます。
表側矯正と裏側矯正はどちらもワイヤー矯正の一種ですが、最大の違いは、ワイヤーやブラケットを着けるのが歯の表側か裏側かという点です。
表側矯正と比べて目立ちにくく、裏側矯正と比べて治療費が安く治療が早く終わるというのが、ハーフリンガル矯正の特徴です。
ハーフリンガル矯正のメリット
ハーフリンガル矯正のメリットとしては、やはり表側矯正と比べて目立ちにくいという点が第一に挙げられます。
それだけではなく、裏側矯正と比べて治療費がおよそ2割安く済むというメリットもあるのです。
また、裏側矯正は口内に痛みや違和感があるという人も多いのですが、ハーフリンガル矯正の場合は違和感が少なくなります。
ハーフリンガル矯正のデメリット
ハーフリンガル矯正にはデメリットも少なからずあるため、治療を受ける前に把握しておきましょう。
まず、笑ったときや話をしているときに下の歯が見えてしまう人は、ハーフリンガルブラケットのメリットが1つなくなってしまいます。
矯正装置は自分で取り外すことができないものであるため、食事や歯磨きの際も着けたままです。
そのため、歯磨きがしにくいというデメリットもあります。
強力な力で歯を動かすハーフリンガル矯正は、治療を始めたばかりのときは痛みが生じたり、違和感があったりすることもあるでしょう。
ハーフリンガル矯正を受けられるかどうかは噛み合わせによって異なり、噛み合わせが深いと装置をつけることができず治療できないケースもあります。
まとめ
ハーフリンガル矯正は、表側矯正と裏側矯正を組み合わせて行う矯正治療で、上の歯は裏側矯正、下の歯は表側矯正にすることで、費用を抑えつつ目立たないように歯列矯正ができます。
裏側矯正を受けた人に多い、口内に痛みや違和感があるという点は軽減されますが、強力な矯正治療であることから、最初のうちは、歯を動かす痛みを強く感じることがあるかもしれません。
また、治療を受けることができないケースもあるため、注意してください。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
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