矯正治療で歯並びが整ったら矯正治療を外しますが、外した後で保定装置を装着することもあります。
リテーナーと呼ばれる保定装置は、なぜ必要となるのでしょうか?
また、装着する期間がどのくらいになるのかも気になるところです。
リテーナーとは何か、どのくらい装着する必要があるのかを解説します。
リテーナーとは?
矯正治療で歯を正しい位置に移動させたとき、歯は元の場所に戻ろうとするため、戻らないように固定しなければなりません。
歯の位置を固定するために使用するのが保定装置、つまりリテーナーです。
歯が移動先で定着するまで固定しておき、歯並びを保つために使用します。
歯は生涯動き続けるものです。
特に加齢が原因で動くことが多いため、歯並びも変化していきます。
矯正治療でせっかく整えた歯が元に戻ってしまうと意味がなくなってしまうため、リテーナーを使用して治療後の結果を確定さなければならないのです。
矯正治療にはいくつかの方法があるのですが、どの方法であってもリテーナーは必要となります。
リテーナーには、固定式のものと取外しができるものがあるため、無理なく続けられるタイプを選択してください。
リテーナーはどのように使用する?
リテーナーをどのように使えばいいのかわからないという人も多いでしょう。
そこで、基本的な使い方について解説します。
リテーナーは、矯正治療が終わったばかりの頃はほぼ1日中装着しておく必要がありますが、装着時間は徐々に短くすることが可能です。
最終的には、寝るときだけ装着すれば問題なくなりますが、「どのタイミングで、何時間装着すればいい」とはいえません。
なぜなら、保定の進捗状況や終了時期を予測するのは困難であるためです。
ただし、装着時間が長すぎるからといって、悪いことはありません。
また、もしも保定しないまま放置していてもすぐに歯並びが悪くなることはありませんが、10年後にははっきりわかるほど歯並びが悪くなってしまいます。
リテーナーは、できるだけ清潔に保つ必要があるため、こまめにきちんと清掃しておきましょう。
まとめ
矯正治療を受けて歯並びがきれいになっても、放っておくと歯の位置は元の場所に戻り始めるため、治療後しばらくの間は保定装置を使用して歯を正しい位置へと固定しておく必要があります。
保定装置には、装着したままにする固定式と、取り外しが可能なものがあるため、自分が使いやすい方を選びましょう。
装着時間は徐々に短くなりますが、清潔な状態に保つため、きちんと清掃しておく必要があります。
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