冷たいものや熱いものが歯にしみる知覚過敏は、虫歯とは違って治療の必要があるかわからず、放置する人もいるでしょう。
しかし、放置したままだと、多くのデメリットが生じてしまいます。
知覚過敏を放置した場合に起こるデメリットを解説します。
知覚過敏を放置するデメリット
知覚過敏は、歯の表面を覆うエナメル質が薄くなってしまったり、歯の根が露出したりすることで起こる症状です。
知覚過敏を治療せずに放置していると、さまざまなデメリットが生じます。
なぜなら、エナメル質が削れている範囲や場所が増えていき、痛みが強くなってしまうからです。
重症化すると、何もしていなくても歯に風が当たるだけ、あるいは空気が触れるだけでも痛みが生じてしまい、象牙質もむき出しになります。
知覚過敏が悪化すると、飲食や歯磨きのたびに痛みが生じるため、生活に支障が出てしまうでしょう。
しみるような痛みが出ないよう、恐る恐る咀嚼するようになり、噛む力が普段より弱くなってしまいます。
また、よく噛まずに飲み込むようになることで、栄養不足になったり消化しづらくなったりするかもしれません。
エナメル質が薄くなったり歯の根が見えてしまったりすると知覚過敏の原因になりますが、歯の組織も弱くなってしまいます。
歯が欠損しやすくなり、虫歯や歯周病になってしまうリスクも高くなるため、普段より気をつけなければなりません。
頻繁に痛みや不快感を覚えるようになると、歯に刺激を与えにくい食べ物を選ぶようになります。
その場合、食べられるものが限られてしまうでしょう。
知覚過敏は我慢していれば自然と治るものではありません。
痛みを感じなくなっても治ったと思わないよう注意が必要です。
知覚過敏をチェックする方法
知覚過敏になっているかどうかを把握するめには、知覚過敏の症状に当てはまるかをセルフチェックしてみましょう。
主な症状としては、冷たいものを食べたり飲んだりして歯がしみないかどうか、また温かい食べ物や飲み物がしみるかどうかということが挙げられます。
また、歯に鋭い痛みが生じることがあるか、冷たい風が吹いているときに口を開けると痛みがあるかどうかもチェックしてください。
歯磨きのときだけ痛みが生じる歯があったり、食事中に激しく痛む歯があったりする場合も、知覚過敏の可能性があります。
知覚過敏の症状があるか否かに、ストレスが関係することもあります。
ストレスの感じ方によって、しみる日としみない日があるかもしれません。
時々しかしみないという場合でも油断しない方がいいでしょう。
まとめ
知覚過敏になった場合に、放置するのは禁物です。
放置しているとさらに悪化し、広い範囲でエナメル質が薄くなってしまいます。
知覚過敏の症状に当てはまるかどうかを自分でチェックし、該当する点が多いようであれば歯科医院を受診しましょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。