「親知らずが生えてきたので抜いた」という話を聞いたことがある、という人は多いのではないでしょうか?
親知らずが生えてきた時に、生え方などに問題があり抜歯をするケースは珍しくありません。
親知らずを抜歯した場合の注意点として、どのようなことが挙げられるのか解説します。
親知らずを抜歯後の注意点⑤神経麻痺
親知らずの根の先端近辺には、ごくまれではありますが口唇の感覚神経が通っていることがあります。
上記の場合、感覚神経の近くの親知らずを抜歯した際に、一時的に口唇の感覚がマヒしてしまうことがあるため、注意が必要です。
神経麻痺を避けるために、親知らずの抜歯の前に歯科用CTで撮影し、親知らずの根と口唇の感覚神経との位置を確認してから抜歯をすることもあります。
安全性を高めるにも、しっかりと確認しておくことが大切です。
親知らずを抜歯後の注意点⑥食事について
親知らずの抜歯をした後は、出血が完全に止まっていれば食事をすることができます。
早ければ30分後には、食事ができるでしょう。
しかし、麻酔がまだ効いている状態で食事をする場合は注意が必要です。
麻酔が効いている時には感覚がありません。
ゆえに頬の内側や唇などを噛むことが多いのです。
食事をする際は、頬や唇を噛まないようにゆっくりと食べるよう心がけてください。
また、熱いものも避けた方がいいでしょう。
親知らずを抜歯後の注意点⑦飲酒・喫煙
親知らずを抜歯した後に飲酒や喫煙をすると、出血がなかなか止まらなくなったり、傷が治りにくくなったりする可能性があります。
抜歯後、落ち着くまでの間は飲酒や喫煙を控えましょう。
親知らずを抜歯後の注意点⑧入浴
親知らずの抜歯をした後、入浴すると血行が促進されます。
その結果、抜歯したところから出血しやすくなってしまうため、注意が必要です。
お湯につかるのは、避けた方がいいでしょう。
また、体が温まることによって、抜歯した箇所が痛む可能性もあります。
シャワーであれば問題ないので、抜歯をした当日はシャワーだけで軽く済ませておきましょう。
まとめ
親知らずの抜歯をした後は、さまざまな点に注意が必要です。
注意点を知らないと、何が起こっているのか不安になることもあるでしょう。
口唇の感覚神経の麻痺が起きた場合は、治療が失敗したのかと思うかもしれません。
また、当たり前のように飲酒や喫煙をして、なかなか治らなくなることもあるでしょう。
親知らずの抜歯後はどんなことに注意を払うべきなのか、また、注意を怠った場合に何が起こり得るのか、あらかじめ知っておき対策することをおすすめします。
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