親知らずが生えた時は、抜歯しなくてはならないと思っている人も多いでしょう。
確かに、親知らずは抜歯するケースが多いのですが、実は抜歯しなくてもいいこともあるのです。
親知らずを抜歯しなくてもいいのは、どのようなケースでしょうか?
抜歯が不要なケースについて、解説します。
親知らずを抜く必要があるのはどのような時?
親知らずは人によって生えたり生えなかったりしますが、人類の進化の名残りともいわれているため、そもそも生えてもおかしくはない歯です。
ただ、生え方によっては他の歯の邪魔になってしまうことがあります。
他の歯に悪影響がある場合は、抜歯しなければなりません。
抜歯をする必要がある場合として、横向きに生えてきた時が挙げられます。
横向きに生えた場合に他の歯を押してしまうことがあり、他の歯にダメージを与えてしまうため、抜歯する必要があるのです。
また、斜めに生えてきた場合、他の歯に覆いかぶさるようになったり一部を覆ったりすることがあります。
重なり合うように生えてきた場合は、きちんと歯磨きをするのが難しくなるため、抜歯する必要があるのです。
親知らずの抜歯が不要なケース
親知らずは、必ずしも他の歯の邪魔になるとは限りません。
邪魔になっていない場合は、わざわざ抜歯をする必要はないのです。
親知らずが邪魔にならないケースについて、解説します。
親知らずの生え方はさまざまで、横向きや斜めに生えるばかりではなく、他の歯と同じようにまっすぐ生えることもあります。
まっすぐ生えている場合は、他の歯の邪魔にはならないでしょう。
ただし、まっすぐ生えていても上下の歯がきちんと噛み合っていない場合は、反対側の歯茎に当たって歯茎を傷つけてしまうこともあります。
抜歯しなくてもいい条件には、噛み合わせがしっかりしていることも含まれるのです。
噛み合わせがしっかりしている状態になるには、上下とも親知らずがまっすぐに生えている必要があります。
上記条件に該当する人は、非常に少ないでしょう。
たまたま上下ともまっすぐ生えていれば、抜歯はしなくても問題ありません。
また、親知らずは歯茎から露出せず、骨の中に埋まっていることがあります。
隣の歯に何の影響もなければ、無理に抜歯をせずそのままにしておいても問題ありません。
まとめ
親知らずは、他の歯の邪魔になったり口内トラブルの原因となったりすることがあるために、抜歯をすることが多い傾向にあります。
しかし、特に他の歯の邪魔にならないケースやトラブルの原因にならないケースであれば、わざわざ抜歯する必要はありません。
まっすぐ生えているかどうか、上下で噛み合っているかが、抜歯の必要性を判断する際のポイントです。
将来的なリスクなども考慮して、抜歯する必要があるか判断する必要があります。
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