親知らずが生えていると、口臭の原因になることがあります。
しかし、親知らずを抜歯した後でも口臭が気になるケースがあることをご存じでしょうか?
親知らずを抜歯した後でも口臭がすることがあるケースと、その理由について解説します。
親知らずの抜歯後に口臭がするのはなぜ?
抜歯後の臭いの原因は、さまざまな要因によって引き起こされます。
主な原因としては、何があるのでしょうか?
原因として挙げられるのは下記のとおりです。
抜歯部位の感染
血の凝固不全によるドライソケット
歯肉の炎症
傷口のケアが不適切
しかし、口臭が気になるからといって、抜歯したところを磨いたり、うがいを頻繁に行ったりすると、逆に口内環境を悪化させて不快な臭いが強まるでしょう。
抜歯した後に口臭が発生しても、通常は1~2週間ほどで気にならなくなります。
抜歯してから1週間ほどで、歯磨きやうがいも通常通りできるようになるためです。
また、歯を抜いたところにへこみができるため、食べかすが溜まりやすくなることに注意が必要です。
傷口を悪化させないためにも、安静に保つことを最優先に考えましょう。
なお、口臭があまりにも強く、なかなか収まらない場合や膿が出ている場合などは、すぐに歯科医院を受診してください。
親知らずを抜歯した後で口臭が強くなるケース
親知らずが生えていると口臭の原因になりますが、親知らずを抜歯した後で口臭が強くなってしまうケースもあります。
抜歯をした後で親知らずがあったところから悪臭がする原因は、主に2つあります。
1つ目は、抜歯窩が治る過程で膿が生じるケースです。
抜歯窩はすぐに血餅で満たされ、数日で縮小し始めます。
大体1週間程度で閉じますが、治癒の過程で、白血球やリンパ球などの免疫細胞が傷口の修復に行われます。
治癒の過程で死んだ血液細胞が膿に変わってしまうことで、強い口臭が発生する原因になるのです。
2つ目の原因は歯の汚れです。
抜歯後の痛みや不快感から普段の歯磨きが困難になり、結果として歯の汚れが蓄積しやすくなり、口臭が発生します。
特に抜歯した部位を避けて食事したり、痛みを避けるために歯磨きをおろそかにしたりすると、口臭が発生する可能性が高まるでしょう。
2つの原因が合わさることで抜歯後に臭いが強くなることもありますが、抜歯窩が完全に癒合してきちんとケアができれば、通常は1〜2週間で臭いは自然に解消されます。
まとめ
親知らずが生えていることで口臭の原因となることがありますが、親知らずは抜歯した後も口臭の原因になることがあるため、注意が必要です。
口臭がする原因はさまざまですが、治療過程で口臭が発生することもあります。
また、歯磨きなどの口内ケアが十分にできないことで汚れが溜まり、口臭が発生することもあります。
特に、抜歯窩が癒合するまでの間は気をつけてください。
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