スポーツのパフォーマンスには、歯並びや噛み合わせが大きな影響を与えるといわれています。
しかし、具体的にどんな影響があるのかは知らない人も多いでしょう。
歯並びは、姿勢や筋肉に大きな影響があるため、歯並びが悪いと姿勢が乱れやすく、筋肉に力が入り辛くなるのです。
歯並びと姿勢、筋肉の関係について解説します。
歯並びと姿勢の関係は?
歯並びと姿勢には大きな関係があります。
歯並びが悪いと、姿勢も悪くなってしまうのです。
歯並びが悪く噛み合わせがずれていると、体はバランスをとるために重心をずらすようになります。
重心がずれたことで頭のバランスも崩れやすくなるため、肩や腰にゆがみが生じるような形でバランスを取ろうとしてしまうのです。
肩や腰にゆがみが生じると、スポーツをするうえで体のバランスやフォームが崩れてしまい、パフォーマンスを十全に発揮できなくなってしまいます。
特に、トレーニングや体操、陸上などのスポーツではバランスが求められるため、ゆがみがあるとない人とは明確な差が生じてしまうのです。
野球の場合も、ピッチングフォームやバッティングフォームは非常に重要であるため、フォームが崩れてしまうと成果が出にくくなってしまうでしょう。
サッカーやバスケットボールなどのシュートフォームも、バランスがうまくとれないと乱れてしまい、得点しにくくなります。
歯並びと筋力の関係は?
歯並びは、筋力を発揮する際にも影響があります。
歯並びが悪ければ、筋力を十全に発揮できません。
人が力を入れる際、無意識のうちに歯を食いしばります。
この時、歯並びが悪く噛み合わせがズレていると、十分に力が出せないのです。
噛み合わせがずれているのは、顎の位置が悪い可能性もあります。
顎を正しい位置にするためにも、歯並びが整っていなければなりません。
筋力を十全に発揮するために必要なのは、歯に力を入れて食いしばることではなく、顎を正しい位置に固定することです。
力を出したい時に、単純に顎の位置を動かして正しい位置にすればいいというのであれば、歯並びや噛み合わせが問題となることはありません。
歯並びや噛み合わせが悪いと、顎の位置も徐々にずれてきてしまい、十分に力を発揮することができないため、歯並びは筋力に関係あるといえるでしょう。
ちなみに、スポーツをしていて力を入れた時、奥歯にかかる力は平均で数十kgにもなるといわれています。
状況によっては、100kgもの力がかかることもあるようです。
スポーツで思うような力を発揮するためには、歯並びが整っていなければなりません。
そのためには歯がまっすぐ生えている必要がありますが、中には曲がって生えてしまっている人もいるでしょう。
曲がって生えた歯を力いっぱい噛むと、さらに曲がってしまいます。
場合によっては抜けてしまうこともあるでしょう。
そうならないようにと歯を気遣って力を加えないようにした場合は、十分な力が出せないため、スポーツをするうえで看過できない悪影響となってしまうでしょう。
まとめ
歯並びが悪いと重心がずれてしまい、身体がバランスを取ろうとして無理な姿勢になってしまうことで、身体にゆがみが生じやすくなります。
姿勢が崩れると、スポーツではフォームが崩れ、結果を出しにくくなるでしょう。
また、歯並びが悪いとしっかりと噛むことができず、力が入り辛くなってしまいます。
スポーツにおいては奥歯に数十kgから100kgもの力がかかると言われているため、歯並びが悪いのに強く噛むと歯が折れる可能性があるのです。
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