子供の歯磨き粉は、どれを選べばいいのかわからないことも多いでしょう。
子供の好みの味のものを選びたいと思うかもしれませんが、大人用の方が効き目は強いのではないかと考える人もいるかもしれません。
子供に適した歯磨き粉は、どのように選べばいいのでしょうか?
子供の歯磨き粉の選び方について解説します。
虫歯予防効果が高いものを選ぼう
子供の歯磨きで一番気をつけたいのは虫歯です。
なぜなら、間食が多く甘いものが好きな子供の歯は常に虫歯のリスクがあるからです。
また、子供の歯は大人の歯と比べて未成熟で柔らかいため、虫歯の原因菌に溶かされやすく虫歯になるリスクも高くなります。
大人の歯磨き粉は歯周病予防の効果があるものも多いのですが、12歳未満なら歯肉炎になることはあっても、歯周病になることはまずないため不要です。
子供の場合は、フッ素が含まれている歯磨き粉を選びましょう。
フッ素が虫歯の原因菌の働きを抑制し、歯を強くしてくれるためおすすめです。
子供の歯磨き粉を選ぶポイント
子供の歯磨き粉を選ぶ場合は、どのようなポイントをチェックするべきなのかを解説します。
まず、チェックしたいポイントとして、フッ素やキシリトールが配合されているかどうかという点が挙げられます。
これらが含まれた歯磨き粉を選ぶべきですが、注意点として6歳未満の場合には、フッ素は1,000ppm以下のものを選んでください。
フッ素は、歯科医院の治療の後で歯に塗布される成分で、細菌の働きを抑制し、歯の表面を溶けにくくして再石灰化を抑制する働きがあります。
また、キシリトールが配合されていれば細菌の働きを抑制し、口内が酸性になっていればアルカリ性へと戻す働きがあるため、さらに予防効果が高まるでしょう。
次にチェックしたいのが、研磨剤や発泡剤が含まれているか否かです。
これらが含まれている歯磨き粉は多いですが、子供の歯は表面が傷つきやすく、泡だらけになるとしっかり磨けないため、避けたほうがよいでしょう。
また、子供が楽しく歯を磨くには味も重要です。
定番のミントは苦手な子供が多い傾向があります。
子供向けの歯磨き粉には、いちごやぶどうなど、さまざまなフルーツの味がついたものがあるため、子供が好むものを選ぶとよいでしょう。
まとめ
子供は虫歯になることはあっても、歯周病になることはまずないため、12歳未満の子供の歯磨き粉は虫歯予防に効果があるものであれば問題ありません。
特に重要なのがフッ素で、フッ素が配合されている歯磨き粉であれば虫歯の原因菌の働きを抑制し、歯を強くする働きがあります。
また、研磨剤は歯を傷つけ、発泡剤は口内を泡だらけにしてゆっくり磨くことができなくなるため、研磨剤や発泡剤は不使用のものを選びましょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
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