口を大きく開けた時に痛みが生じたり、音が鳴ったりすることがあります。
痛みが生じたり音がしたりするのは顎関節症で、歯科医院の口腔外科で治療を受けることになります。
顎関節症は具体的にどのような病気なのでしょうか?
また、どうやって治療するのでしょうか?
顎関節症とは?
口を開けようとしたとき、大きく開けると顎が痛む、口を開くことができない、噛むのが難しい、開閉した時に音が鳴るといった症状が出ることがあります。
上記のような症状を、顎関節症といいます。
顎関節症は珍しいものではなく、日本人の8割前後は顎関節に何らかの症状があります。
しかし、症状が深刻になって治療を受ける必要があるのは、症状が出ている人のうち1割以下しかいません。
顎関節症になる原因として、寝ている間の歯ぎしりや無意識での食いしばり、歯並びの乱れによる噛み合わせの悪さなどが挙げられます。
また、ストレスや生活習慣、外傷の既往なども原因となります。
症状が軽い場合は、治療をする必要はなく、自然に治ることも珍しくありません。
しかし、痛みがある場合や口が開けにくい場合など、日常生活を送る上で不都合が生じているのであれば、治療を受けましょう。
顎関節症の治療は?
顎関節症を治療する際は、最初は問診をして顎関節症の原因を把握します。
そして、顎周りの筋肉の状態や噛み合わせなどを診察して、治療内容について決定していきます。
例えば、就寝中に歯ぎしりをしていることが原因となっている場合は、ナイトガード(マウスピース)を作成して、歯ぎしりを改善することで治療します。
痛みが強い場合は、痛み止めを投与することもあります。
噛み合わせが原因の場合は、矯正治療が必要となるかもしれません。
矯正治療は、金属製の矯正装置を装着する方法以外に、マウスピースを使用する矯正方法もあります。
生活習慣が原因と判断した場合は、改善するよう指導することもあります。
口を開けるストレッチやマッサージも、効果的です。
顎関節症の原因は様々なので、原因を把握して改善していきましょう。
まとめ
日本人の大半は、顎関節に何らかの症状があります。
特に症状が重く日常生活に支障が出たときは、口腔外科で顎関節症の治療を受けましょう。
放置してさらに悪化すると、口を開けるのも難しくなるかもしれません。
顎関節症の原因は、外傷の既往やストレス、噛み合わせ、生活習慣など様々なので、治療のためには原因を特定する必要があります。
適切な治療を受けて、顎関節症を改善しましょう。
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