頬や舌、唇などの口の周りの筋肉は、歯並びや噛み合わせに大きな影響を与えます。
筋肉が弱いと歯並びが悪化して噛み合わせもずれてしまうため、筋機能療法によって筋力や機能性を向上させる必要があるのです。
筋機能療法とは、どのような治療方法でしょうか?
筋機能療法の内容と、主なトレーニング方法を解説します。
筋機能療法とは?
筋機能療法は、 MFT(Myofunctional Therapy)とも呼ばれるトレーニング方法で、口の周りの筋肉や舌などを対象として、筋力や機能性を向上させることを目的としています。
筋機能療法は発音の改善に効果的であり、筋力を強化することで発音の正確さと流暢さを向上させることが可能です。
発声練習や音声指導を組み合わせることで、発音の問題を改善できるのです。
トレーニングであるため、継続する必要があります。
基本的なアプローチ方法は、顎、口、舌の筋肉を鍛えることです。
どれか一か所ではなく、全体的に鍛えなければなりません。
口や周囲の筋肉を鍛えることで、発音に関係している筋肉の筋力や柔軟性が向上し、音を正確に発音することが可能となります。
継続してトレーニングを続けることも重要で、個別にプログラムを作製するとさらに効率よく改善できます。
受け口だけではなく、発音の改善にも筋機能療法はおすすめです。
発音に悩みがあるという人は、一度試してみてください。
主なトレーニング方法
主な筋機能療法のトレーニング方法として、まず舌の先をつけておくスポットポジションの位置を覚えるというものがあります。
また、正しい飲み込み方を覚えるためのスラープスワローという方法もあります。
スラープスワローとは、舌を上顎に吸い上げてストローを噛み、口の横からスプレーで注入した水を吸い込むというトレーニングです。
噛む力と舌を持ち上げる力を鍛える、バイトホップというトレーニング方法もあります。
舌を上顎に吸い上げて奥歯を噛み締め、口を大きく開けて音を出します。
まとめ
口の周りの筋肉が弱っていると、歯並びがズレて噛み合わせが悪くなってしまいます。
口の周りの筋肉を鍛えるには、MTFとも呼ばれる筋機能療法を行ってみましょう。
単に筋力を鍛えるだけではなく、発声練習や音声指導なども組み合わせると、さらに効果的です。
口周りの筋肉などを鍛えたい場合は、筋機能療法に取り組んでみてください。
様々なトレーニングがあるので、まずは試してみましょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。