歯茎に違和感があるときは、歯茎が赤くなっていたり腫れたりしているかもしれません。
歯茎が赤くなったり腫れたりしているのは、歯肉炎の症状です。
ほとんどの場合は痛みがないため、気にしない人もいるでしょう。
しかし、歯周病の初期症状なので、放っておくと重症化するかもしれません。
歯肉炎の症状について解説します。
歯肉炎の症状は?
歯肉炎は、歯周病の初期症状です。
しかし、ほとんどの場合は痛みがないため気付きにくく、気が付いたころには重症化していることもあります。
早期に気付けるように、歯肉炎の症状を把握しておきましょう。
歯肉炎で起こる症状として、まずは歯茎の腫れが挙げられます。
歯肉とは歯の周囲にある歯茎のことで、歯茎に細菌が侵入して炎症を起こすと、腫れてしまうのです。
また、歯肉が赤くなることもあります。
健康な歯肉はピンク色ですが、歯肉炎になると真っ赤になり、非常に目立ちます。
歯茎で炎症が起こると、歯周組織が破壊されて血が出るようになります。
出血するようになると、歯肉炎はかなり進行しているといえるでしょう。
歯肉炎を放置しているとどうなる?
歯肉炎は歯周病の一種であり、放置していると徐々に悪化していきます。
悪化すると、歯肉炎から歯周炎に変わっていくのです。
歯周炎には、軽度、中度、重度の3つの段階があります。
歯肉炎の状態では、歯と歯茎の間に歯石が溜まりやすくなります。
歯石は歯垢が固まったもので、細菌が増える原因にもなるため、歯周病菌が増殖して歯周病が悪化する原因となるのです。
歯肉炎が悪化して軽度歯周炎になると、歯と歯茎の間にできる歯周ポケットという溝が深くなっていきます。
歯石も歯周ポケットの奥に入り込み、なかなか取れなくなってしまうでしょう。
さらに進行すると中度歯周炎となり、歯茎の奥にまで炎症が起こるようになります。
重度歯周炎は歯周組織を破壊してしまうため、歯が支えを失い抜けやすくなってしまうでしょう。
まとめ
歯肉炎は、歯周組織の初期症状であり、歯茎に腫れや赤み、出血などの症状が生じます。
痛みがないため、放っておけば治ると思っている人もいるかもしれません。
しかし、悪化すると歯周病の症状が進行するため、早期に治療したほうがいいでしょう。
歯周炎になっていなければ、治療にかかる期間は短くなります。
定期検診を受けていれば歯肉炎の状態で発見しやすくなるため、定期的に歯科医院を受診することをおすすめします。
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