歯周病の予防や治療では、歯に付いた汚れを徹底的に除去することも必要です。
汚れの除去にはクリーニングが有効ですが、クリーニングにはいくつかの施術があります。
エアーフローもクリーニングの一環であり、黒ずみや着色汚れの除去に向いています。
エアーフローがどのような施術なのか、解説します。
エアーフローはどのような施術?
歯には普段の歯磨きでは落としきることができない汚れが少しずつ溜まっているため、何もしなければ歯周病の原因となるプラークや歯石などができてしまいます。
通常の歯磨きでは落としきれない汚れができてしまった場合は、クリーニングを受けることで除去することが可能です。
クリーニングにはいくつかの種類があり、歯ブラシが届かない歯の隙間などの汚れや着色汚れを徹底的に落とせます。
種類によって落としやすい汚れの種類は決まっていて、着色汚れを落としたい場合はエアーフローという施術が特に有効です。
エアーフローは歯の表面の汚れを落とすのに適しています。
水に専用のパウダーを混ぜてジェット水流によって歯に吹き付けることで、歯の表面や隙間の汚れを勢いよく落としていくことが可能です。
また、エアーフローは歯の表面にできる細菌の塊が膜状になった、バイオフィルムを除去するのにも適しています。
バイオフィルムは虫歯や歯周病の原因になってしまうため、できるだけ除去した方がいいのです。
エアーフローのメリット
エアーフローのメリットの一つが、歯のすみずみまで汚れを落とせることです。
水流に微粒のパウダーを混ぜて吹き付けるため、歯のごくわずかな隙間までしっかりと届き、汚れを押し流すことができます。
歯周病菌が特に多いのは、酸素があまり届かないような非常に狭い隙間です。
歯周ポケットも条件に該当しているため、歯石があると一気に増えてしまいます。
その点、エアーフローは歯周ポケットの奥まで届くため、歯石を除去することが可能です。
また、効率よく汚れを落とすことができるので、口内を全体的に洗浄した場合でも30~40分ほどで施術が完了します。
周囲の歯茎や詰めもの、被せものなども傷つけることはなく、安心して治療を受けることができるでしょう。
まとめ
歯科医院のクリーニングのメニューに、エアーフローという施術があります。
微粒のパウダーを水と混ぜて激しい勢いで吹き付けていくエアーフローは、非常に細かい隙間までしっかりと届いて汚れを落とせるため、歯周ポケット内の洗浄などにも効果的です。
歯や歯茎などを傷つけることもないため、痛みもなく安心して施術を受けて、虫歯や歯周病を予防できます。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。