歯並びを整えたい時には矯正歯科か審美歯科を受診します。
どちらも歯並びを整える治療を行いますが、歯列矯正と審美歯科では治療にかかる期間や治療方法は全く違うのです。
歯列矯正と審美歯科の違いについて解説します。
治療目的の違い
歯並びを整えたい場合は、歯列矯正と審美歯科のどちらでもできますが、治療目的は大きく異なります。
それぞれの治療目的の違いについて、解説します。
歯列矯正の目的は、マウスピースやワイヤーなどの矯正装置を使用して、歯並びや噛み合わせなどを改善することです。
見た目を大きく左右する歯並びだけでなく、機能性に関わる噛み合わせも改善できるのが特徴です。
噛み合わせが悪いと、食べ物をしっかり噛むことができないため、胃腸に負担がかかります。
また、全身のさまざまな不調の原因にもなります。
全身の健康維持において、歯列矯正は大きな役割を果たします。
一方、審美歯科の歯並びの改善は、見た目の改善を主な目的としています。
とはいっても、噛む機能についても改善するため、見た目だけというわけではありません。
審美歯科の施術には、他にもホワイトニングなどがあります。
審美歯科で歯並びを整える際は、歯を削る、抜歯する、セラミックの被せものを着けるなどの方法で行います。
歯列矯正と比べて、治療にかかる期間が短いことが特徴です。
目的をはっきりさせて選ぶ
歯列矯正と審美歯科の治療方法には違いがあるため、どちらを選ぶべきか、目的によって決める必要があります。
双方のメリットとデメリットを鑑みて、選んでください。
歯並びを短期間で整えて、見た目を改善したいという場合には、審美歯科の方が向いています。
ただし、歯を削ってつけたセラミックの被せものは一生使い続けられるわけではないので、定期的に交換する必要がある点に留意しなければなりません。
自分の歯を大事にして、噛み合わせを改善したい場合は歯列矯正が向いています。
矯正装置が目立たないようにしたい場合には、リンガルブラケットやマウスピース矯正などを選びましょう。
ただし、治療が終わるまでに2~3年ほどかかることもあります。
まとめ
矯正歯科で行う歯列矯正と、審美歯科では治療内容が異なります。
歯列矯正の場合は、根本的な原因から解決して歯並びを整え、噛み合わせについても改善することが目的です。
審美歯科は、見た目をよくすることが一番の目的で、さらに噛む機能を改善するという違いがあります。
歯列矯正と審美歯科の違いを把握して、どちらがいいのかよく考えたうえで治療を受けましょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。