かつて顎関節症は、一度かかると治らない病気といわれていました。
しかし、近年ではきちんとした治療をすれば治る病気であると考えられています。
ただし、完治させるためには適切な治療を行わなければなりません。
間違った治療をすると、かえって悪化する可能性があります。
顎関節症の間違った治療法がどのようなものか、解説します。
間違った治療法とは?
顎関節症は、顎の骨の関節にある関節円板のずれなどいくつかの原因により、口を開け閉めするときや食べ物を噛むときなどに痛みが生じたり、口を開け閉めする際に音が鳴ったりする病気です。
顎関節症は、適切に治療すれば治る病気ですが、間違った治療をすれば、症状が悪化してしまいます。
間違った治療法としてまず挙げられるのは、痛み止めの摂取です。
痛み止めを飲んでも、一時的に痛みを抑えるだけで根治しません。
痛みを無視して動かすことになるため、かえって悪化する恐れがあります。
電気や超音波、レーザー治療なども、顎関節症の治療法として適しているとはいえません。
なぜなら、顎関節症は病巣を破壊すれば治る病気ではないからです。
ただし、顎関節の周囲の筋肉が凝っていることで顎関節症になっている場合には、コリをほぐす効果があるかもしれません。
痛みを伴うストレッチやマッサージも、顎関節症を悪化させる可能性が高いでしょう。
また、顎関節に注射をしても治ることはないので、注意してください。
手術によって治ることもありますが、悪化するケースもあります。
タイミングが重要
顎関節の治療は、タイミングによって効果のある・なしが変わることがあります。
絶対に効果がない、悪化するというのではなく、適切なタイミングで行わなければ悪化するケースが多い点に注意が必要です。
タイミングを間違うと、治療には本来の数倍の時間がかかるようになります。
適切なタイミングで適切な治療を受けられるように、まずは口腔外科がある歯科医院で受診しましょう。
まとめ
顎関節症は、かつては治らない病気と呼ばれていましたが、現在ではきちんと治療すれば治る病気であることが判明しています。
ただし、治療方法が不適切な場合には、かえって悪化することもあるため注意が必要です。
痛み止めなどは意味がなくむしろ悪化するでしょう。
顎関節症の治療は、適切なタイミングで適切な治療をすることが大切です。
適切な治療を受けるためには、口腔外科を受診しましょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
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