顎関節症になる主な原因として知られているのが、噛み合わせです。
噛み合わせが悪いと顎のバランスが崩れるため、顎関節症の原因になります。
また、噛み合わせの悪さは他に悪影響を及ぼす恐れもあり、決して軽視できません。
噛み合わせと顎関節治療の重要性について解説します。
噛み合わせが悪い状態とは?
噛み合わせが悪いといわれても、いま一つピンこない人もいるかもしれません。
「噛み合わせが悪い」とは、要するに正常な噛み合わせではないという意味です。
したがって、特定の状態のことを指しているわけではありません。
噛み合わせが正しい状態であれば、奥歯は上下の歯がぴったりと重なり合います。
前歯は重なり合うのではなく、上の歯が下の歯より前に出て、覆いかぶさるようになります。
ただし、あまり深くはならず全体の3分の1以下、数ミリ程度だけです。
噛み合わせが悪くなるのは、上下のあごのバランスの悪さや歯の大きさの違い、顎のずれなど、さまざまな原因があります。
そのため、矯正治療で噛み合わせを治す場合には、原因によって治療方法が異なります。
噛み合わせが悪い影響
噛み合わせが悪い状態を放置していると、さまざまな悪影響があります。
中でも、顎関節症になりやすいという点に注意が必要です。
顎関節症になると、顎を動かした際に痛みが生じることや音が鳴ることがあり、固いものを食べるのが困難になります。
また、口を大きく開けた際に痛みが生じるようになるため、大きなものが食べにくくなるでしょう。
そのまま治療せずにいると、顎関節症は悪化し、次第に口を開けづらくなっていきます。
食事や会話をする際に痛みが生じ、生活に大きな支障が出るでしょう。
噛み合わせの悪さは顎関節症を引き起こすだけではありません。
例えば、知覚過敏も嚙み合わせの悪さが原因で起こることがあります。
なぜなら、特定の歯だけがすり減るようになるからです。
歯並びが悪いと、歯には均等な力がかからず一部だけにかかってしまいます。
一部の歯だけがすり減るため、痛みが生じたり、知覚過敏になって冷たいものが染みたりする可能性が高くなるのです。
噛み合わせが悪いことで影響を受けるのは、口内や顎だけではありません。
筋肉のバランスが崩れるため、肩こりや頭痛、腰痛の原因になることもあります。
体のどこかに不調を感じる場合、噛み合わせが原因かもしれません。
不安がある方、心当たりがある方は、一度噛み合わせをチェックすることをおすすめします。
まとめ
歯並びが乱れて噛み合わせが悪いと、顎には大きな負担がかかり、顎関節症になる可能性が高まります。
顎関節症になった場合、最初のうちは顎を動かした時に痛みが生じたり、口を開けた時に音が鳴ったりする程度で済みますが、悪化すると痛みで口を開けられなくなってしまうかもしれません。
心当たりがある場合には、決して放置せず歯科医院で治療を受けましょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
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