虫歯の治療をした後、同じ歯が再び虫歯になってしまうことがあります。
虫歯が再発するのは、どのような理由によるものなのでしょうか?
また、再発を防止するにはどうしたらいいのでしょうか?
虫歯の再発の理由と、再発を防ぐにはどうしたらいいのかということを解説します。
虫歯が再発するのはなぜ?
虫歯が再発する原因の1つは、被せものの変形です。
虫歯を治療した箇所に付ける銀歯などの被せものは、時間経過によって変形したり傷がついて裂けたりすることがあります。
歯と被せものの間にできた隙間に汚れが入り込むことで、虫歯が再発してしまうのです。
また、虫歯を治療することによって、歯はもろくなっています。
治療後はエナメル質に穴が空き、その中にある象牙質がむき出しの状態になっているので、細菌に感染する可能性も高くなっているのです。
さらに、歯と被せものの境目は、通常通り歯磨きをしているだけではきれいにしづらく、汚れが残ることも多いため、虫歯が再発することもあります。
汚れが残ると、プラークとなってそこから原因菌が繁殖してしまうのです。
「虫歯に一度なった歯は、治療さえすればもうならない」と誤解している人もいるのですが、それは間違いです。
その誤解のせいで、治療後はケアがおざなりになり、歯磨きをさぼったり定期検診を受けなかったりしたために虫歯が再発してしまうのです。
虫歯の再発を予防するには
虫歯が再発しないようにするには、普段の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。
食事をした後はなるべく早く丁寧に歯磨きをし、歯間に残った汚れもフロスを使って丁寧に除去していくことが、虫歯の再発を防ぐ第一歩となります。
また、寝る前の歯磨きは特に隅々まで行いましょう。
就寝中は、口腔内に分泌される唾液の量が少なくなるため、虫歯の原因であるミュータンス菌を殺菌する力が弱まり、虫歯になりやすいのです。
夕飯を食べ終えた後は、10分以上の時間をかけて歯磨きやフロスなどのケアを行いましょう。
被せものが銀歯のような金属の場合は、変形する可能性が高く取れてしまうことも多いため、虫歯を予防するにはセラミックにするのがおすすめです。
ただし、セラミックは保険適用外で費用が高額になるので、その点を念頭に置く必要があります。
また、セラミックにすることで虫歯の再発を必ず防げるというわけではありません。
そのため、金属の時と同様にメンテナンスは定期的に受けましょう。
歯科医院で行う歯のクリーニングによって、歯磨きでは落としきれない汚れもしっかりと落としてくれます。
まとめ
一度治療をした歯でも、虫歯が再発することがあります。
その原因として多いのが、治療後に装着した被せものの変形や傷によって歯との間に隙間ができ、そこに汚れが入ってしまうことです。
普通にブラッシングをしていても汚れは残ってしまうため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けるなど、再発防止に取り組むようにしましょう。
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