歯科医院では、虫歯や歯周病の治療以外に、歯のメンテナンスも行っています。
歯を失わずなるべく長く使い続けられるよう、メンテナンスで虫歯の予防をしているのです。
メンテナンスにかかる時間によって内容はさまざまですが、60分のメンテナンスでは何をするのでしょうか?
60分のメンテナンスの内容について、解説します。
バイオフィルム除去
口内には、バイオフィルムというものができることがあります。
バイオフィルムとは、粘つきやぬめりのある、細菌などが集合した塊のことです。
バイオフィルムは、うがいをしたり洗口液を使用したりしても、除去することはできません。
除去するためには、物理的に破壊しなければならないのです。
バイオフィルムを物理的に破壊する方法としては、歯磨きが挙げられます。
歯を磨くことによって、破壊して除去していくのです。
ただし、歯磨きだけで完璧に落とし切るのは困難です。
どうしても落としきれない部分が残存してしまいます。
バイオフィルムを除去するために有効なのが、歯科医院でのメンテナンスです。
バイオフィルムの除去は、エアフローによる歯面清掃が効果的です。
歯面清掃はPMTCでも行っていますが、エアフローの方がより細かい所や奥まで届きます。
エアフロー以外のメンテナンス
60分のメンテナンスでは、エアフローでバイオフィルムを除去するだけでなく、歯肉マッサージやフッ素の塗布も行います。
歯肉マッサージとは、歯ブラシや指で歯肉や頬、唇などをマッサージすることです。
マッサージにより、血流を促進することを目的に行います。
生活習慣や歯周病で悪化した血液も、順調に流れるようになるのです。
また、口内を刺激することで唾液の分泌も促されます。
唾液が多ければ、口臭や虫歯、歯周病などを予防することもできます。
反対に、唾液が少ないと虫歯になる可能性も高くなるので注意しましょう。
フッ素は、歯質を強化する働きのある薬剤です。
虫歯菌の出す酸によって歯が溶けるのを防止するために、歯の表面に塗布します。
虫歯予防として特に効果的で、自宅でもフッ素配合の歯磨き粉や洗口液などを使用するとさらに効果がアップします。
まとめ
歯科医院でメンテナンスを行う時は、30分と60分のどちらで行うかによって、内容も異なります。
60分の場合はバイオフィルムを除去して、虫歯や歯周病のリスクを下げます。
バイオフィルムの除去にエアフローを使用することで、隅々まで除去できるのです。
また、歯肉マッサージやフッ素の塗布なども行います
フッ素塗布の効果をさらに高めるために、自分でもフッ素を塗布しましょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。