ホワイトニングの施術を受けて歯を白くすることができた後は、できるだけ着色汚れを付けないようにして白さをキープしたいと思うでしょう。
施術の後で、歯科医師からは色が濃い食べ物や飲み物などをしばらく避けるように指導されますが、いつまで控えればいいのでしょうか?
施術後の食事の注意点について、解説します。
ホワイトニング後の飲食物の制限
ホワイトニングは、歯を過酸化水素が主成分のホワイトニング剤で漂白して、歯を白くします。
歯の表面にはペリクルという膜があり、歯を保護しているのですが、ホワイトニング剤はペリクルを剥がして歯の内部まで浸透していきます。
ペリクルは、歯の表面を保護しているものの着色汚れが付きやすいのが特徴です。
表面の汚れはペリクルが剥がれるとともにおおよそ落ちていきます。
ただ、ぺリクルが剥がれた状態になると、直接歯に着色汚れがついてしまうという点が問題です。
実は、ペリクルが剥がれたとしても、12時間から24時間ほどで再生されます。
したがって、施術から24時間経過するまで、できれば念のため48時間は、トマト料理やカレー等の色が濃い食べ物は避けましょう。
具体的に避けるべき食べ物は、白いシャツにこぼした時染みになるようなものです。
ただし、付き合いなどでどうしても食べなくてはならないケースもあるでしょう。
食べたからといって、施術を受ける前より悪化してしまうというわけではありませんが、食後、すぐ歯を磨くようにしてください。
外出中の食事など、すぐに歯を磨くのが難しい場合は、最低でも歯をゆすいで表面的な汚れだけでも流しましょう。
水を飲むだけでも、ある程度は落とすことができます。
なお、色が濃いものを食べる前に、牛乳などの乳製品を飲んでおくのがおすすめです。
乳製品は、ペリクルの代わりに歯の表面を覆うため、汚れをある程度防いでくれます。
食事と共に飲むのではなく、事前に飲んでおきましょう。
飲み物を飲むときは、歯に直接当たらないようにストローなどを使用するのがおすすめです。
歯の着色汚れの原因になるようなコーヒー、紅茶などを飲んだ時は、食事と同じようにすぐ歯を磨くか口をゆすぐ、もしくは最後に水を飲むようにしましょう。
ホワイトニングの後は、歯を溶かす原因となる酸性のものは避けるようにしてください。
施術後1時間ほどは、柑橘系の果物や炭酸飲料、ドレッシング等は摂取しないように気をつけましょう。
まとめ
歯を白くするためにホワイトニングを行ったのにも関わらず、すぐに着色汚れがついてしまっては無駄になります。
歯を保護しているペリクルがなくなっているということを自覚して、着色汚れの原因となるものは摂取しないように気をつけましょう。
色が濃いものはできるだけ避け、どうしても食べなくてはならない場合は食後すぐに歯を磨くか、せめて水を飲むようにしてください。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。