インプラント治療を受けるためにはいくつかの条件があり、特定の持病がある人は、治療を受けられないケースがあります。
たとえば、高血圧の場合に治療を受けられないことがあるのですが、それはどのような時でしょうか?
高血圧でもインプラント治療ができる条件を解説します。
高血圧で治療を受けるには
血圧には、正常な範囲があります。
上限を超えていても、下限を下回っていても、健康とはいいがたいのです。
最高血圧が140mmHgを常に超えていると高血圧に分類され、中には200mmHgを超える人もいます。
高血圧が重症の場合は、インプラント治療ができないかもしれません。
また、血圧は興奮や緊張で高くなることがあるため、治療を受ける際に緊張し、上昇してしまうことも考えられます。
インプラント治療を受けるには、血圧が一定範囲内になるようコントロールしておかなければなりません。
手術の際は、静脈内鎮静法によってリラックスさせ、服薬で血圧をコントロールします。
治療ができないケースもある
高血圧であってもインプラント治療が可能なケースもありますが、もちろんできないこともあります。
正常な範囲にコントロールできない、重度の高血圧の場合は治療が難しいでしょう。
また、血液がサラサラになる薬を服用しているケースもあります。
血液がサラサラになる薬を飲んでいると、血が止まりにくくなってしまうため、インプラント治療を受ける前に服用を中断しなくてはいけません。
高血圧以外に、治療が必要な持病や肥満などの問題がある場合や、口が小さいせいで呼吸をコントロールするのが難しい、治療においてアレルギー反応が起こるかもしれないなどの問題がある場合も、治療が難しいかもしれません。
血圧が高すぎるためにコントロールが難しい場合も、治療はできないことがあります。
目安として、最高血圧が160mmHg、最低血圧が95mmHg以上であれば、コントロールできないことが多くなります。
インプラント治療を受けた時は、手術後に抗生剤や鎮痛剤が処方されますが、高血圧の薬を飲んでいると成分に問題があるかもしれません。
事前に、薬の種類を確認しておいてください。
高血圧の治療薬に含まれるカルシウム拮抗薬は、副作用で歯茎が腫れてしまうことがあります。
歯茎が腫れると普段通りの歯磨きが難しくなるので、歯科医院でクリーニングを受けましょう。
まとめ
インプラント治療は、持病があると治療を受けるのが難しくなりますが、高血圧の場合は症状次第で治療を受けることができる可能性があります。
治療を受ける条件として、まずは血圧を服薬によって正常な範囲内になるようコントロールできることが挙げられます。
極端に高い場合は、コントロールが難しくなるでしょう。
また、服薬による副作用なども考えられるので、注意してください。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
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