歯を失った時の治療として、ブリッジや入れ歯などがありますが、特に人気が高い治療がインプラントです。
インプラント治療には多くのメリットがありますが、実際にはメリットばかりではなくデメリットもあります。
インプラント治療のデメリットについて、解説します。
インプラント治療の主なデメリット
インプラント治療は、歯を失った時の他の治療である入れ歯やブリッジとは大きな違いがあります。
そのため、デメリットについても他の治療方法とはかなり違う点があります。
デメリットとしてまず挙げられるのが、拒否反応が起こってしまうケースがあるという点です。
インプラントは、最初に歯茎の奥にある骨にインプラント体という人工歯根を埋入して固定する必要があります。
しかし、体質によってはインプラント体を異物と認識してしまい、固定されないことがあるのです。
失敗する可能性は、100本のうち1~2本程度です。
ほとんどの場合は成功しますが、ごくまれに失敗してしまうケースがあるので、事前の検査が重要です。
また、インプラント体を埋入する際は外科手術が必要になります。
歯茎の切開をして、骨にドリルで穴を空けたうえで埋入することになりますが、外科手術にはリスクがつきものです。
手術におけるリスクは事前準備によって低減できますが、ゼロにすることはできません。
とはいえ、歯科医師の経験が豊富であれば、手術中の大きなトラブルはめったに発生することはないでしょう。
手術後に発生するデメリット
インプラント治療を受けると、手術をした箇所の周囲の骨が無くなる「辺縁骨吸収」が起こることがあります。
辺縁骨吸収は、手術による外傷やインプラントを深く埋入した場合、あるいは手術を繰り返した場合に起こることがあります。
また、埋入したインプラントの周囲には、天然歯と違って歯周組織があまりありません。
ゆえに、歯周病に似たインプラント周囲炎が起こることがあります。
インプラント治療の後は細菌が発生しやすくなるため、定期健診を欠かさないようにしましょう。
特に、歯磨きなどセルフケアを怠らないようにしてください。
インプラント自体は虫歯にならないものの、周囲の歯は虫歯になるので、定期的なチェックが必要です。
まとめ
インプラント治療は非常に人気があり、メリットも多い治療法です。
しかし、メリットばかりではなく、いくつかのデメリットもあります。
体質によってインプラント治療ができない人もいるほか、外科的手術が必要であるため、手術に共通するリスクもあります。
また、定期メンテナンスを怠った場合はインプラント周囲炎になるリスクも高まるので、メンテナンスは必ず受けるように心がけてください。
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